第1弾 アイライン(FRP製)を塗装しよう! 2005年3月31日 UP

第1弾として、FRP製のアイラインの塗装をD.I.Y.してみます。
写真が逆光で、少々見づらいです・・・スミマセン。

このアイラインは、ヤフーオークションにて2500〜3500円ほどで販売されているモノです。
形状を見てみますと、ジアラ製のアイラインのコピー品と思われます。(爆)
値段はお買い得ではあるのですが、塗装する用品などを揃えますと、業者さんに依頼されてしまった方が、
返って安上がりになってしまうかもです・・・ 塗装の質は段違いでしょうから〜

まぁ、それであってもD.I.Y.したいですから、塗装しちゃいます!
学生さんですから、時間はありますし、何事も経験が必要ですから〜(笑)

まず、塗装する為の用品を揃えます。 近くのカー用品店にあったモノが、Soft99製だった為、こちらにしています。
もちろん、Holtsなどの他社の製品でも問題ありません。

写真左上より、
・ホワイトプラサフ(チビ缶) ¥580
・クリアースプレー(チビ缶) ¥580
・ボデーペンセット(セット内容は後ほど)
・カナリーイエローマイカ スプレー(Soft99 スプレー工房) ¥1980
・耐水サンドペーパー(#600) ¥60
・耐水サンドペーパー(#1000) ¥60
・FRP製 アイライン ¥3500

以上です。

ちょっと値段が高かったので、ホワイトプラサフ と クリアースプレーをケチって、ハーフサイズのチビ缶を買いましたが、
この量ですと少ないかもしれません・・・(汗

次に、ボデーペンセットの中身です。
大学の近くのパーツオフにて、倒産処分品であったので、このセット内容で\200でした!
この中で、アイラインの塗装に必要なモノは、
・シリコンオフ(塗装面の脱脂に使います。パーツクリーナーでも代用可能です。)
・コンパウンド(細目)
・コンパウンド(極細目)
の3つです。(場合によっては、極細目のモノは使用しなくても問題ありません。)

とりあえず、中身を紹介しておきます。(笑)

・シリコンオフ(脱脂剤)
・リキッドコンパウンド(コンパウンド極細目に相当)
・ボディコンパウンド(コンパウンド細目に相当)
・研磨用スポンジ
・サンドペーパーセット
・サンドペーパーブロック
・マスキングシート
・ビデオ

以上のような内容です。 コレを個別で購入すると、4000円以上になってしまいます・・・(汗

っと、このような感じで揃えます。
さて、本題のFRP製アイラインです。


裏面


まずは、塗装する表面を、#600の耐水サンドペーパーで研磨します。
もちろん、水をつけながら研磨してください。


左側が研磨後、右側が研磨前です。
中心部分が、光っているように見えますが、研磨の境目です。

研磨が終わると、このような感じになります。

表面の光沢がなくなったことが、お判りいただけると思います。

次に、表面をシリコンオフで脱脂します。
Soft99さんの製品では、シリコンオフという製品名なっております。
もちろん、普段ご使用されているような、パーツクリーナーをウエスなどに染み込ませ、
脱脂していただいても構いません。
パーツクリーナーがちょっと心配。 という方は、アルコールや、コールマンのホワイトガソリンなども良いようです。

シリコンオフを吹いて、乾く前にウエスなどで拭き取ります。


その後、ホワイトプラサフをスプレーします。


スプレーしては乾燥させ、スプレーしては乾燥させ〜 で、下地の黒が透けなくなるまで塗り重ねます。
また、下地の色が透けなくなった後も、よ〜く塗り重ねます。

スプレーの仕方は、薄く何度も塗り重ねるが基本です。
また、表面に近づけすぎないよう、ある程度離してください。
表面がしっとりしてきたら、乾燥に移れ。のサインです。
それ以上やってしまうと、気泡ができてしまったり、いいことないです。
時間には余裕を持って〜(笑

私は、チビ缶を使い切るまで塗り重ねましたが、これでもなんだか少ない気がします・・・
ホントに、これでいいの? というくらい、分厚く塗り重ねてください。
(よい子は、道路にスプレーを吹いてはいけません。 新聞紙を引いてやりましょう。(笑))

こんな感じで仕上がりました。


ここで、ホワイトプラサフをよぉ〜く乾かしてください。
24時間以上乾かすのがベストだそうです。
プラサフを吹いた後は、表面はマット地になります。
よく乾燥させた後、表面を#600の耐水サンドペーパーで水をつけながら研磨します。
よく研磨しすぎて、下地が見えてしまったらどうしようもないですので、 軽く表面を出す程度に研磨してください。

それから、再び脱脂をし、カラーを塗ります。 脱脂の仕方は上記の通りです。
ここでも、何度も塗り重ねてください。


このカラーの塗り重ねでキレイさが決まってきます。
薄く、何度も塗り重ねるー ということを守ってくださいね!
私は、ちょっと焦ってしまい、気泡を作ってしまいました・・・

気泡の消し方としましては、まずはよく乾燥させます。
その後、#600の耐水サンドペーパーで、水をつけながら表面を削っていく感じです。
ホコリが表面についてしまった時も、同じようにホコリをサンドペーパーで削っていく感じで除去します。

何度も重ね塗りをし、ボディの色と同じような色になってきたら、そこで止めておきます。
それ以上塗っても、どうしようもないな〜 というところで。(笑)

また、よぉ〜く乾燥させてください。やはりここでも、24時間以上がベストです。

さて、いよいよ最終段階です。
表面が乾燥していることを確認し、ホコリなども付着していないことも確認します。
クリアーの塗装に移るわけですが、そのままの状態ですと、クリアーの載りがよくありません。
ですので、やっと登場の#1000の耐水サンドペーパーで、水をつけながら磨きます。
クリアーの載りを良くする為に、表面をキズつける〜という感じで。

研磨後、やはり、脱脂をします。
ただし、あまりやりすぎて、カラーが色落ちしないよう、かる〜く脱脂です。

それから、クリアーのスプレーを吹きます。
このクリアーの部分が、普段の表面になるわけですから、丁寧にスプレーしてください。
スプレーの仕方は、毎度のことながら、薄く、何度もです。
今回のクリアーが、塗装の決め手となります。
今まで以上に、厚く厚く塗ってください。

ここで、ちょっとしたポイントをご紹介します。
クリアーの塗装は、表面だけでなく、裏面、側面(側面の厚さは数ミリしかありませんがー)にも少し塗ります。
理由としましては、FRPの繊維がほつれてくるのを防止する為です。

以上で、塗装作業は終了です。
またまた、よぉ〜く乾燥させてください。

乾燥させ終わりましたら、コンパウンドの登場です。
クリアーの塗装後は、このままでもOKなのでわ? と思えるくらいですが、
コンパウンドで磨きますと、よりいっそう美しくなります!

まずは、細目で磨きます。 裏面は磨かなくてもOKです。
細目で磨いた後、極細目で磨きます。
そうしますと、鏡のような感じに仕上がります。(鏡面仕上げ)

このような感じですね。



さて、これでアイラインの塗装が仕上がりです。
結構、手間かかりますね・・・
業者さんにお任せしてしまうのも、一つの手かもしれません〜(笑)
ですが、自分で仕上げたぞ! という充実感はありますね!
これぞ、D.I.Y.の醍醐味というものです!
是非、お時間に余裕のある方はチャレンジしてみてください〜♪

最後に、アドバイスをいただきました、ラジ屋の技術部長さん、どうもありがとうございましたっ!



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